外壁に車両や重い物が接触したときは、表面の傷だけでなく、外壁材の固定、防水層、下地への影響を確認します。事故直後は安全を確保し、修理前の状態を写真で残してから、応急処置と本施工を進めます。
事故補修は見えない部分も確認
接触した位置、外壁材の割れ・浮き、シーリング、防水紙、室内側の変化を確認します。保険を利用する可能性がある場合は、施工前に必要な手続きを確認します。

事故直後に行うこと
破片が落ちそうな場所には近づかず、人や車が通らないようにします。建物全体、損傷箇所、接触物との位置関係を複数の角度から撮影してください。破片も安全に保管できる場合は、材質や色の確認に役立つことがあります。
雨が予想されるときは応急養生を検討しますが、仕上げ面をさらに傷めない方法を専門業者へ相談します。
外壁の内側まで確認する理由
外壁材の割れが狭くても、固定金具や下地、防水紙が傷んでいることがあります。室内側の染み、湿気、異臭がないかも確認します。
サイディングの継ぎ目や窓まわりへ力がかかった場合は、シーリングの切れや隙間も点検します。見た目だけを埋めると、雨水浸入を見逃すおそれがあります。

部分補修と張り替えの選択
表面の擦れや小さな欠けで、外壁材がしっかり固定されていれば、成形と塗装で整えられる場合があります。大きな割れ、反り、固定不良がある場合は、パネルの部分張り替えなどを検討します。
既存製品が廃番のときは、近い材料で交換する方法と、既存材を生かす補修を比べます。色差や継ぎ目の見え方も確認しましょう。

保険・管理手続きの注意
保険会社、相手方、管理会社が関係する場合は、着工前に写真、見積書、事故状況の提出が必要になることがあります。緊急性がある応急処置と、承認後の本施工を分けて記録します。
保険の適用可否は契約内容と事故状況によって判断されます。施工業者が適用を断定するものではありません。
外壁事故は、施工前の写真と防水・下地の確認が重要です。保険を利用する場合は、必要書類を着工前にご確認ください。
ご相談時の確認ポイント
全景・接写・事故状況の写真、外壁の素材、室内側の変化、保険や管理会社への連絡状況をお知らせください。危険がある場合は近づかずご相談ください。